思い返すと、私の受験生活は選択と挑戦の連続でした。元々は理系志望でしたが文系を選択し、京都大学への挑戦を掲げて走り抜けました。
困難続きの苦しい道のりではありましたが、常に私を支えてくれたのは、幼い頃から抱いてきた京都への憧れでした。夢にまで見た憧れの地で、最高水準の勉強がしたい。この単純明快な願いが私を導いてくれました。そして、この願いを叶えるための挑戦ならば、たとえ失敗したとしても受け入れようと覚悟していました。
後輩のみなさんには、自分と向き合って後悔のない選択をし、どこまでも挑戦してほしいです。熟考の後に自ら下した決断は必ず自分だけの道標となります。みなさんが全ての受験日程を終えて振り返ったとき、ひとかけらの後悔もないと心から思うことができるように祈っています。