外国人と直に接して話すことで、外国人が身近に存在するのが当然だという意識を持ち、外国人と話すことをためらったり怖がったりしないようになることが狙いです。日本人教師がアシストにつきますが、ほぼ日本語は使わずに授業が行われます。
中学1年の英会話の授業を一歩進めて、授業のすべてを英語で行います。日本人教師がアシストにつきますが、日本語は一切使いません。英語を英語で理解し、とかく日本語で考えがちなことも英語で考える習慣づけを行います。
従来の授業のように「1クラスに1人の外国人」という形態ではなく、インターネットを使ってパソコンの画面上で「生徒1人につき1人の外国人」がついて集中的に英語で会話します。中学1・2年では長期休業の前後に、中学3年では年間を通してオンライン英会話の授業を行っています。
例年、希望者は英国でのホームステイをともなう語学研修に参加しています。現在はコロナの影響で海外渡航ができません。そこで昨年度は代替企画として、日本国内に長期留学中の外国人大学生を招き、校内で語学研修を行いました。エンパワーメントプログラムと題して、5日間英語のみで様々な活動を行い、新しい価値観や異文化への理解を深め、グローバル感覚を培うことができました。
身に付けた英語力がどの程度のものであるのかを知るために、全学年で実用英語技能検定(英検)を受験しています。民間の英語の検定試験はいろいろありますが、それぞれ目的も用途も異なります。本校が英検を採用しているのは、英検は英語学習を「生涯教育」としているからです。大学受験のためだけでなく、受験が終わっても英語を学び続け、これからのグローバルな時代に対応していける力を養ってほしいと思っています。