数学

「数学を活かす」

 「2×3=?」
 これを見て6と多くの人が答えられます。一方で「2×3という式が持つ意味は何ですか?」に答えられる人は最初の質問より少なくなるのではないでしょうか?
 数式をはじめ数学で習う様々な事柄はそれぞれ意味を持っています。その意味を忘れ計算処理の方法だけを練習する学習になっては、数学を活かすことはできません。もちろん的確な計算力はとても大切ですが、道具を使用、応用するためには、その道具の意味・用途を理解することが不可欠です。
 さて、冒頭の2×3が表す意味ですが、答えは「2個のものが3つ分」です。これはかけ算の単元の1ページ目に書かれています。つまり、かけ算の基礎基本なのです。「意味を理解する」と言われると仰々しく聞こえますが、それは「基礎基本を大切にする」ということなのです。
 基礎基本を大切にし、様々な演習に取り組むことで、その本質に近づいていきます。それに従って数式、グラフ、図など数学で扱う事柄が表す意味を理解し、それらを用いて表記されたものを読解できるようになります。また、意味が分かればそれを使用、応用することも可能です。数学で習った事柄を用いて、自分の考えを、相手に分かりやすく表現したり、実生活の諸問題を論理的に解決したりできるようになります。
 「数学が活かされた。」と感じる生徒が増える。そのように努めていきたいと考えています。

特色あるプログラム

特色あるカリキュラム

 豊富な授業時間で、中学2年生で中学内容を終了します。中学3年生から高校内容を開始し、習熟度別に学習していきます。適切な授業スピードで、高校内容に入った際の戸惑いを軽減し、しっかりと定着を図っていきます。高校内容は文系が高1の終わり、理系は高2の終わりをめどに終了し、その後大学受験へ向けての対策を行います。

数学クラブ

 「数学クラブ」は高1・高2がメインとなり、大学入試問題などを題材としてより深い内容に取り組む活動です。教員が講義をするだけではなく、生徒によるプレゼンテーションやグループ活動を積極的に取り入れ、論理的思考力とコミュニケーション能力を伸ばしていきます。

ハイレベル数学

 「ハイレベル数学」は中学校で学年ごとにハイレベルな内容に挑戦する活動です。ロイロノートを使ったグループ活動や動画解説、教員が生徒一人ひとりの解答を添削し、より良い解答の書き方を指導するなど、生徒の数学への興味が深まり、主体的に数学を学べるような取り組みをしています。