職員研修~エピペン講習会~

更新日:2025年07月02日

 7/1(火)に職員研修として、エピペン講習会を開催しました。
 生徒にアナフィラキシーの症状が現れた場合に、教職員が適切に対応できるようにするため、エピペンの正しい使い方や、緊急時の対応方法などを学びました。

 アレルギーは、特定の物質(アレルゲン)に対して免疫系が過剰に反応する現象全般を指します。その中で、アレルギー反応(じんましん、腹痛、嘔吐、呼吸困難など)が複数同時かつ急激に出現した状態を「アナフィラキシー」といいます。さらに、急激な血圧低下で意識を失うなどのショック症状を伴う場合を「アナフィラキシーショック」と呼び、直ちに対応しないと命に係わる重篤な状態のことです。

 エピペンという名称は、「エピネフリン(epinephrine)の入ったペン型注射器」という意味合いがあるとのことです。エピネフリンはアドレナリンと同じ物質を指しており、医学分野ではエピネフリン、生物学分野ではアドレナリンと呼ばれています。エピネフリン(アドレナリン)には、交感神経を刺激して血管を収縮させ、下がった血圧を上昇させたり、気管支を拡げて呼吸を楽にさせる作用があり、アナフィラキシーにとても有効な治療薬です。 

 練習用のエピペンをお互いの太ももに打つ練習をしました。「カチッ」と音がするまで押すように指示が書いてありますが、実際にやってみると思っているよりも強く押さなければならないことが分かりました。研修の重要性を再認識しました。