学校案内
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(このページは広報委員の生徒が作成しました。)
先日からレポートしている通り、色々なものを顕微鏡観察しました。
「ウニの発生」をメインに、コロナ禍で観察できていなかったものを色々と観察しました。
そして、昨日出したクイズ ↓ です。
ヨウ素溶液(イソジンのうがい薬)で染色すると…
ムシに見えた部分は青紫色に染まります。
ということは…
デンプンです。
答えは「デンプン粒というデンプンが入っている袋」でした。
その袋を複数含んでいる大きい丸い円は何かというと…
バナナの細胞です!
広い視野 ↓ でみると、バナナのからだは細胞からできていて、細胞の中にデンプン粒が含まれていることがわかります。
中3では、熟す前のバナナ(皮が緑)と熟したバナナ(皮が黄色く黒い斑点あり)の細胞を比較したと聞きました。緑のバナナの方がデンプン粒が多く、熟したバナナではデンプンが糖に変化するためデンプン粒が少なかったそうです。
バナナの他の部分の細胞も観察しました。
皮を剝いたときに白い筋がでてきますが、その筋を顕微鏡で観察すると…
↑ のバネのような構造が観察できました。
これは道管の内壁の模様で、バナナ皮を剥いた時に現れる筋の正体はバナナの可食部に水分や栄養分を運ぶ維管束(道管+師管)だそうです。
さらに、タマネギのりん葉の表皮の細胞も観察しました。
私達が食べているタマネギは、正確にはりん葉といって、葉の一部が変化したものだそうです。タマネギを剥いたことがある人は分かると思いますが、タマネギはりん葉が何重にも重なって球となっています。
そのりん葉の内側の薄い皮(表皮)を酢酸オルセイン溶液で染色しました。
核が赤く染色されていました。
タマネギのりん葉は白いということは、植物ですが葉緑体がありません。
顕微鏡観察をしても緑色の構造体はありませんでした。
中学校の時から習って知識として知っていることを自分の目で確認することができ、「生物の基本単位は細胞である」ことを実感できました。
(文:高2広報委員)