中3総合~オリガミバード《広報委員会》

更新日:2024年02月15日

(このページは広報委員の生徒が作成しました。)

 皆さんは「オリガミバード」をご存知ですか?これは、生物の進化の過程とその仕組みを学ぶための教材です。

 中学3年生では総合の時間を使い、「オリガミバード」を用いた実習を行っています。

 DNAの変化、表現型の変化、適応度の変化の繋がりを理解できたり、環境によって自然選択の方向が異なることを理解できる、地理的隔離による種分化のしくみを理解できるといったこれからの高校分野の生物をわかりやすく知ることのできる授業を行っています。

 では「オリガミバード」でどのように実験するのでしょうか?
 ストローに細長い紙を二枚巻き付け、ストローの先端にクリップを取り付ければ鳥の完成です。
 最初は皆同じ条件でオリガミバードを作ります。次世代をつくる前にルーレットを回し、羽の大きさ、色、長さ、羽をつける位置、クリップの数などのうち、どの遺伝子のどの塩基が変異し(同じままの時もあります!)、その結果その形質が変わるか(もしくは同じになるか)を決定します。
 世代を重ねるごとに….下の写真のように色々な種類のオリガミバードが誕生します。

 完成したオリガミバードを飛ばして飛距離を測ります。
 飛行後、最も長い距離を飛んだ個体(または最も短い距離しか飛ばなかった個体)が生存したとして、その遺伝情報を基に次の世代の個体をつくるという実験を繰り返します。

 最後までお互いに遺伝子の塩基の変異や形質変換のミスがないように確認し合いながら、実験を進めていきたいと思います。

(文:中3広報委員)