学校案内
学校案内
(このページは広報委員生徒が作成しました。)
2月3日(土)に「第5回植物図鑑の会」が開かれました。
この会では、本校の英語科教員であり樹木医である高橋瑞貴先生が講師として、屋内外で植物に関する特別授業をしてくださいます。
今回は5回目となり、針葉樹である「クロマツ」と「アカマツ」、「ダイオウショウ」、「スギ」、「ヒノキ」について学びました。
▽クロマツとアカマツについて
クロマツとアカマツの鉢植えを持って来てくださいました。それぞれの葉を触って比べてみると、感触が全く違いました。クロマツの方がちくちくして痛かったです。
また、かつて香川県で盛んであった製塩業とマツとの歴史など、マツが私たちの身近に生き続けてきたという話も聞きました。
▽クロマツ
校内では生徒通用門を入ってすぐ右手(南側)に生えています。
▽ダイオウショウ(大王松)
東中との境に生えている背の高い木。葉は3本1組の三葉松であり、とても長いです。その長さは20~50cmになり、マツの中で最も長いことから「大王松」という名前がつけられたとのことです。松ぼっくりも巨大なものだそうで、今後観察を続け、是非とも手に入れたいと思います!
▽ダイオウショウとクロマツの葉の長さ比べ
木の下に落ちていた葉で長さ比べをしました。ダイオウショウの葉の方が圧倒的に長かったです。
クロマツと同じ裸子植物であり針葉植物であるスギとヒノキも観察しました。これらは校内には生えていませんが、アカマツ・クロマツと同様に高橋先生が鉢植えを持って来てくださいました。そして、葉の違いを観察しました。スギやヒノキは花粉を飛ばす木として知っていましたが、葉を観察することは初めてでした。スギの葉は葉先が尖っていて、ヒノキの葉は枝分かれしており、葉が丸みをおびていました。
また、1950年頃から始まった高度経済成長期に木材需要が増えたことで盛んに植林されたスギとヒノキが今どのような状態になっているかについての話も聞きました。
▽スギの葉
▽ヒノキの葉
マツの仲間やスギ、ヒノキなど、必ず聞いたことがある植物ですが、よく観てみると色々な部分の形や色など違いがたくさんありました。また、郷土の歴史と文化や私たちの生活との結びつきの話を聞き、植物と動物はお互いに深く関わり合っていることを実感でき、とても奥深いものだと感じました。
植物図鑑の会ですが、初参加でも大歓迎なので是非参加してみてください!
(文・写真:中1広報委員)