冬の大手前❄《広報委員会》

更新日:2024年02月01日

(この記事は広報委員の生徒が作成しました。)

正月も終わり、寒さがピークを迎える大寒期へ突入しました。
今年の大寒は、1月20日から2月4日までだそうです。

そんな中、手を擦り合わせながら歩いていると…
外に白いものがチラチラと降っているのが見え、私はすぐさまカメラを取り、ベランダへ飛び出しました。
1月24日(水)のことでした。

香川県ではあまり雪が降らないので、チラチラとでも降ってくれるととてもテンションが上がります。

さて、日常の中でこのような美しい景色を見せてくれる雪の正体。
みなさん御存知でしょうか?❄

雪は、雨と同じように雲の中で生まれて、地上へ降ってきます。つまり、雪も雨も、その「もと」となるものは雲の中にあるということです。

雲は、雲粒と呼ばれる水滴や、氷晶と呼ばれる氷の粒がたくさん集まってできています。
それらが大きく成長して重くなり、やがて地上に落ちてきたものが雨や雪です。

氷晶は周りの水蒸気を取り込みながら大きくなり、上昇気流に逆らって落下できるくらいの大きさになると、今度は雲の中を落ちながら周りの雲粒とぶつかります。ぶつかった雲粒は、その瞬間に氷晶の表面で凍り、さらに周りの雲粒を合体させながら成長していきます。こうしてできた雪の結晶は、回転して落下しながら成長を続けて、地面へと落ちてきます。

せっかく大きく成長した雪の結晶ですが、落ちる途中の気温は雲の浮く上空よりも高いので、多くは溶けて雨粒になってしまいます。
日本海側では上空の気温が2〜3℃以下、太平洋側では1〜2℃以下で雪が降るといわれます。

香川県は瀬戸内海に位置しており、温暖で、しかも雪や雨を降らせたあとの乾燥した空気が流れ込んで来るので、そりゃ雪も降りにくいというわけです。


◯雪の写真を撮っていると、正面玄関の近くに咲いているサザンカの花のことも思い出しました。
鮮やかな花と雪を一緒に撮りたくて急いで下に降りましたが、残念ながらもう雪はやんでいました…
椿だけですがカメラに収めてみました。

どうでしょう。堂々と可憐にさいているこの花をみていると、寒さで震える私にもエネルギーが届いてくるようです。

花言葉は「ひたむきな愛」「ひたむきさ」「理想の恋」「困難に打ち勝つ」。
木々が落葉し花が少なくなる冬に花をつけることからつけられたようです。

私達も寒さに縮こまらず、サザンカの花のように元気に冬を楽しみましょう!❄

(文・写真:中1広報委員)