学校案内
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(このページは、広報委員が作成しました。)
中3は理科Ⅱの時間に顕微鏡の実習を行っています。
私たちの学年はコロナウイルス感染防止対策のため、中1と中2の時は実習・実験を行うことができていませんでした。そのため、小学生の時以来、初めて顕微鏡に触れたという人も多いです。
大手前丸亀には2人に1台の顕微鏡があります。見ているだけで授業が終わることはなく、全員が顕微鏡の操作をすることができます。2学期期末試験前の実習では、「最高倍率のピントを合わせるようになろう🔬」という目標の下で実習を行いました。対物レンズ40倍を使用すると、対物レンズとプレパラートが「もうぶつかるやろ!?」という距離になるため、「プレパラートを割ってしまうのでは…」と冷や冷やしながら練習しました。その結果、全員が対物レンズ40倍を用いてピントを合わせることができるようになりました!!!
今回は、「ミクロメーター」を用いた実習でした。
接眼ミクロメーターと対物ミクロメーターをセットし、重なり合う目盛り数を読み、接眼ミクロメーター1目盛りが示す長さを計算しました。
以下のことを実際に確認することができました🔬
①総合倍率の変化と接眼ミクロメーター1目盛りが示す長さの変化は反比例関係にあること。
②対物レンズを変化させても接眼ミクロメーターの見え方は変化しないこと!
③対物レンズを変化させたら対物ミクロメーターの見え方は変化すること。
プリント上で演習するだけではなく、実際にやってみることで理解が深まりました。また、目に見えない小さなほこりなど、普段見えないものがたくさんあることを知ることができました。そして、ピントを合わせるための微妙な指の感覚は体験しなければ分からないと再認識しました。
▽それぞれの倍率でのミクロメーターの見え方
数字がある目盛りが「接眼ミクロメーター」、倍率によって見え方が変化している(右に行くほど拡大されている)目盛りが「対物ミクロメーター」です。*スマホで接眼レンズから撮影
左.接レ:15倍×対レ:4倍 中.接レ:15倍×対レ:10倍 右. 接レ:15倍×対レ:40倍
(接レは接眼レンズ、対レは対物レンズのことです。)
ミクロメーターの計算が早く終わった人は自分の毛(髪・まゆげ・まつげのどれか)を観察しました。
次回は、色々な身の回りの細胞を観察するそうです🔬
同級生に顕微鏡で何を見たいかをインタビューすると、塩化ナトリウム、植物の繊維、シャーペンでどんな風に黒鉛がなすりつけられているか、動く微生物、ヒトの細胞などという意見がでました。楽しみです😊
(文:中3広報委員)