学校案内
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(このページは広報委員の生徒が作成しました。)
【疑問】
『バドミントンの羽根は何の生き物の羽なのか?』
部活でよく使われるシャトルが遠くへ飛びやすいのは何故かというのが始まりでした。
それから飛びやすい理由は羽根が関係しているのかと思ったからです。
*「羽根」と「羽」の違いについて
つばさという意味なら「羽」ですが、バラバラになったものは「羽根」と書くそうです。
【オリンピックのシャトル】
一般的に競技用のいわゆる試合球には、ガチョウの羽根が使われます。
日本バドミントン協会の一種検定球は「「ガチョウ」の羽を使用していること。」と規定されています。
下のイラストのうち、どちらが「ガチョウ」でどちらが「アヒル」でしょうか?
ガチョウはアヒルに似たガン(雁)の仲間。英語ではアヒル(野生のマガモを家禽化したもの)はduck、ガチョウ(野生のガンを家禽化したもの)はgoose、ちなみにカモはduck(アヒルの原種がマガモで、生物学的にはマガモと同種だから)だそうです。
ガチョウとアヒルを見分けるポイントは2つあって、①くちばしのこぶ ②体長です。(①ガチョウ:あり・アヒル:なし、②ガチョウ:約80~90cm・アヒル:約65~80cm)
よって、右側のイラストがガチョウです!
話を元に戻しますが…
オリンピックで使用されるバドミントンのシャトルは、オリンピックのソールサプライヤーであるヨネックスの「TOURNAMENT(トーナメント)」です。このシャトルは、BWF(世界バドミントン連盟)の公式球であり、ヨネックスの水鳥シャトルの中でも唯一の日本製であるとされています。1988年のソウル大会を含め、東京五輪でも使用されています。
五輪で使われるような最高品質のシャトルになると、8羽以上のガチョウが必要!!!!
1羽のガチョウから最大2本を厳選し、16本そろえるためだそうです。
しかし、シャトルの“命”とも言えるガチョウの羽根が、近年は手に入りにくくなっているそうです。
なお、シャトルは食材用に育てられた鳥の廃材を使っているそうです。
【練習用シャトル】
練習用には、比較的安価なアヒルの羽が使われることが多いようです。
ただし、見た目はアヒルの羽のほうが真っ白で綺麗に見えたりするそうです。
【びっくり!?シャトル情報】
今回、調べていてびっくりしたことをまとめました。
・バドミントンのシャトルは、羽根の数が16枚であることが定められていること。
・シャトルは、気温や気圧によって飛び方が異なるため、それぞれの季節に合ったスピード番号のものを使い分けること。
・スピード番号は1番から5番までのものがあり、数字が大きくなるほど飛びやすくなること。
担当教員より
今後も身近な「?」を調査してください!
(文・写真:中1広報委員)