【卒業生の活動紹介】合田朝輝さんの絵本ワークショップ

更新日:2023年11月13日

本校の卒業生、合田朝輝さんがつくった絵本『フィーロくんのいと』の読み聞かせ・ワークショップイベントが、10月21日(土)に高松市瓦町フラッグにて開催されました。

イベントでは絵本の朗読とアートワークショップが行われました。
前半の朗読会では、卒業生で気象予報士・防災士の山神明理さんがナレーションを担当し、スペシャルゲストとして人気YouTuberのりおなちゃんがねずみのナウくん役を担当しました。会場は満員で、山神さんが代読した合田さんの絵本に込めたメッセージは、涙を流しながら聴く方も多数いらっしゃり心揺さぶられるものでした。
どんな状況でもあきらめず前を向くことの大切さ、周囲の人たちとの繋がりがかけがえのないものであること、またその繋がりによって新たな力や希望が生まれること。朗読会を通して、合田さんの想いが強く伝わってきました。

後半のアートワークショップでは、絵本のイラストを担当したデニー・ホリミズさんが講師を務め、フィーロくんの色とりどりのたてがみをグループで描いていきました。子どもたちは、自分の担当の色をスポンジで塗っていき、色や模様の出かたを工夫しながらとても楽しんでいる様子でした。

〇〇〇 合田 朝輝さんについて 〇〇〇
2007年大手前丸亀高等学校卒業。看護師として香川県立中央病院で勤務していた2017年、29歳の時に難病のALS(筋肉萎縮性側索硬化症)を発症。体の動きや声を失いながらも、障害を理由にあきらめることなく、起業家としてコンサルティングや講演会等、様々な活動をされています。

〇〇〇 絵本『フィーロくんのいと』について 〇〇〇
合田さん自身の体験を元に、合田さんの2人のご友人と制作された絵本です。
ある時から体の力が徐々に入らなくなり、声も出しにくくなってしまうライオンのフィーロくんは、親友のネズミのナウくんとのやりとりを通して希望の光を見出します。それぞれが持つ能力を生かし合い、人と協力し合うことで大きな力となることや、あきらめないで挑戦し続けることの大切さを伝える内容となっています。