クシヒゲガガンボ《広報委員会》

更新日:2023年10月11日

(このページは広報委員の生徒が作成しました。)

 一カ月前のことになりますが、見たことないがない生物が現れました。
 その頃、2階ロビーや教室で見た人もいるのではないでしょうか。

 高2の先輩が教室でその生物を捕まえてきてくれたおかげで、全身の写真を撮ることができました。

 私達はこの生物を遠目からみたとき「あれはハチじゃないか」と思いました。
 色は目立つ黄色と黒色で、針もあったからです。

 虫好きな人が足の長さから、「ガガンボかな?」と言ったので、「ハチに擬態したガガンボ」で検索してみたところ、「ホリカワクシヒゲガガンボ」と「ベッコウガガンボ」が検索されました。翅の模様から「 ホリカワクシヒゲガガンボ 」だと考えています。
 名前の櫛ひげはオスの特徴で、↓の写真のものよりも、もっと大きく、鳥の羽のような…葉脈のようなイメージのもののようです。ですので、今回の個体はメスだと分かりました。

 ハチに擬態しているクシヒゲガガンボですが、ハチとの違いは3つあります。
 ハチとの違いの1つ目は翅です。ハチは細長く、色は茶色だけですが、クシヒゲガガンボは丸っぽく、色は黄色と黒色が交互になったような感じです。
 2つ目は針の効果です。ハチは勿論針には毒があり、アナフィラキシーで死亡する場合がありますが、ホリカワクシヒゲガガンボは針がついているだけで毒はなく、ハチの真似をするだけとのこと。安心しました。
 3つ目は出現時期の違いも挙げられます。ガガンボは5月下旬〜9月、ハチは5月中旬〜11月だそうです。時期も違うそうです。

 今回の撮影で、虫の生態についてもっと知りたいと思いました。

(文・写真 中1広報委員)