植物図鑑の会🍃vol.2《広報委員会》

更新日:2023年07月22日

(このページは広報委員の生徒が作成しました。)

 7月13日(木)、第二回目となる「植物図鑑の会」が開かれました。この会は本校の英語の教員で、樹木医でもある高橋瑞貴先生を講師として学校の植物を観察して図鑑にしようという取り組みをしています。

 今回は前半は図書室で、後半は正面玄関の近くにある”卒業生の杜”で活動しました。


〈前半〉図書室で、過去に作られた植物本の観賞
 本校には和気俊郎先生という、とても植物に詳しい生物の先生がいらっしゃったそうです。今回は、その和気先生が中心となって1970年前後に活動していた生物部の植物観察記録として残されていた貴重な冊子を見ることができました。一つ一つ手で書かれた精密なスケッチとともに植物の名前などが書かれており、スケッチのあまりの細かさや正確さ、訴えてくる力に圧倒されました。

 その後、この植物本を参考に、これから作る図鑑にはどのような表現方法を使うかを考えました。自分たちが作るなら他の図鑑にはない、どんな工夫をするか、新しくて面白い意見がたくさん出て話がとても盛り上がりました。高橋先生からは植物の名前だけではなくて、実感や実態に基づいたものにすることが大事だというお話がありました。


〈後半〉”卒業生の杜”で植物観察
 今回はケヤキを観察しました。まず、落葉広葉樹で葉の縁がギザギザしていることや、葉の生え方などの基本的なことを実物を見ながら確認した後で、ケヤキにまつわる、様々な話がありました。ここでは特に印象に残ったものを2つ紹介したいと思います。

1つ目
 ケヤキは紅葉の時期の葉の色合いが豊富なことが特徴だそうです。一本の木で約3色の葉を見ることができるそうなので、紅葉の時期にはぜひ色の変化に注目してみてください。

2つ目
 ケヤキは紅葉の時期に葉を落とすとき、種子がついた小枝を葉っぱがついたまま落とすことで、より遠くまで種子を運ぶ工夫をしているそうです。植物の生き残るための戦略は手が込んでいると感動しました。

 これからどんな図鑑ができるか楽しみですね。次回は再来週の予定です。初参加の方も大歓迎なので、時間がある人はぜひ参加してみてください。

(写真:高1広報委員 文:中3広報委員)