「まちをしる」第一弾~寶月堂《広報委員会》

更新日:2023年06月14日

(このページは広報委員会の生徒が作成しました。)

 今年度の広報委員会の目標は「つながる」です。周りの方々と繋がりながら活動を拡大していきたいということで、今回は丸亀市内にある「御菓子司 寳月堂」の取締役兼和菓子職人の桑田桃子様にお話を聞きに行きました。

 まず、桑田様が寳月堂やご自身のことについて話してくださいました。

▽桑田桃子様

 寳月堂の前身は元々綾歌にあったことや、今の経営体制に至った経緯など、寳月堂について様々なことを知ることができました。

 桑田様は丸亀市出身です。本校を卒業後すぐ京都へ行き、約5年間の修業したのち、寳月堂に入社なさったそうです。修業の中で大変なことも多かったそうです。「自分の夢のために覚悟を決める」ということを教えて下さいました。

 次に、寳月堂の地域や環境への取り組みを聞きました。地域に関する取り組みとしては、丸亀に関するお菓子を全国の量販店や土産屋、デパートで販売して、日本中に丸亀について広めているそうです。寳月堂という存在が丸亀に来るきっかけになってほしいと考えているとのことでした。

 環境については、プラスチック包装を最小限にしたり多くの企業が時間の問題から産業廃棄物にしてしまうゴミまで、一つ一つ分別をしたりしているそうです。その分お金や時間はかかりますが、環境のこと、これからのことを考えると大切なことです、とおっしゃっていました。


 お店の南側のレンガ張りの建物(寶月堂南館)は文化庁の登録有形文化財(建造物)(登録年月日20180327)とのことです。中の様子は寶月堂HP「寶月堂について」でチェックください。



店内には貴重なものも沢山展示されていました。
▽歌川広重の絵

▽120年以上前に掘られた井戸の跡

▽東京オリンピック2020のトーチ(寶月堂4代目社長高畑響子様が聖火ランナーとして実際に使用されたもの)

▽集合写真(みんなが手にしているのは、お土産にいただいた、寶月堂一押しの「丸亀お城もなか」です!)

 今回の訪問で、私達はもう一つ大きなことを学びました。それは「地域貢献をするには、まずその地域のことをよく知る」ということです。考えてみると当たり前のことかもしれませんが、目の前のボランティアや企画だけを見ていてはそれが抜け落ちてしまいます。もう一度自分たちが貢献したい地域についてよく知り、考えていきたいと思いました。

 寳月堂の皆さん、桑田様、ありがとうございました。

(文:高2広報委員、写真:高2・高1広報委員)