人権講話《広報委員会》

更新日:2023年05月25日

(この記事は広報委員の生徒が作成しました。)

5月24日(火)、高校2年生を対象に人権同和教育の主任である増山先生からハンセン病についての講習がありました。

まず始めにハンセン病についての説明、ハンセン病患者の実体験や、不当な扱い、患者を含めた家族への間違った偏見や厳しい差別など、様々な人権侵害を動画を見ながら、わかりやすく学びました。

さらに、これらの人権侵害が決して過去のものはなく、最近のコロナ禍でも「他県ナンバー狩り」や、感染者に対する差別など、守られるべきである患者やその家族が周囲の偏見に晒されるといった事態が起きており、ハンセン病のときと同じような歴史が繰り返されていたかもしれないと知りました。

私は、政府がハンセン病の患者の方々へ正式に謝罪したのは私たちが生まれる以前のことで、とても昔の話のように感じていた一方で、今でもその差別に苦しんでいる人々がいることに、とても驚きました。
現代ではインターネットが普及しており、情報が手に入れやすいというメリットもありますが、嘘の情報を信じて誤った行動を取ってしまう可能性も高いので、正しい情報を見極めることが大切だと思いました。また、不当な人権侵害は、私達の無知から起こってしまうことだとわかり、ハンセン病で起こってしまった悲しい過去を繰り返さないためにも、次の世代である私達が歴史を学び、正しい知識を身につけることが必要なのだと感じました。

(文:高2広報委員)