理事長室から

更新日:2023年01月24日

2023年1月

遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。今はもう旧正月の時期ですね。

1月21日の四国新聞にカラーで大手前丸亀校の中学生が百人一首カルタをしているところが載りました。いかにも新春らしいこの「百人一首大会」の行事は50年近く続いている伝統の行事です。私が始めたのですが、最初は各クラスで、古典の時間に机を寄せて取り札を並べて行っていました。やがて学年単位で行うようになり、会議室で、床の絨毯の上に取り札を並べて行うようになると、生徒に何度もねだられる人気の行事になりました。今は全館暖房ですが当時は、会議室だけに暖房があったので、それが人気の理由でした。

その頃私は若手で、上司に「授業時間に遊ぶとは何事か」と叱られましたが「古文のセンスが身につく」と説得しました。私が大手前高松校の校長になって丸亀校を離れた後も続いていて、今では年間行事に進化しています。嬉しいですね。

1月の新聞にはもう一つ、理科部が土器川の水質検査と清掃活動を10年間続け、また地域住民に向けての説明会を開いたことで環境省から表彰を受けたことが載りました。これも10年間続けたことが評価されたのです。

今のマスコミは中高生の頑張る活動を良く取り上げてくれます。また企業も生徒達に実社会についての指導をしてくれます。有難いことですね。

以上2つは2学期の活動の結果です。

3学期は学力の錬成の学期です。

高3生は、先ず「共通テスト」その後、受験大学の決定、願書の提出、2次試験に向けての勉強があります。全教員が協力して指導します。高2以下には集中講座の計画があります。

一方、大手前高松校では最大の行事、高校入試がありました。学校会場では雨の中、大勢の受験生が次々バスで到着し、一方車で来た生徒達が長い列を作って池を取り囲んでいました。この日は雨で、入試の日が雪ではなく雨なのは初めてです。暖かい受験日は受験生にとって良かったのでしょうか、悪かったのでしょうか?

一方、両校の中学生は10日、それぞれの代表が学力を競う「学力対抗試合」を丸亀校で行いました。試合は両校生徒にとって、良い刺激になっています。

最後に頑張る生徒達の活躍をお知らせします。

大手前丸亀校の広報部「間伐シスターズ」(高2)のメンバーがSDGSの研究発表で四国ブロック優勝をし、全国大会に出場します。また中1の井戸君が、第68回青少年読書感想文香川県コンクールで優秀賞を獲りました。中3の山地さんが薙刀のJOCジュニアオリンピックカップ全国中学生大会の女子個人試合で全国3位となりました。大手前高松校では中1がSDGSの取り組みの発表をラジオで行い、好評を得ました。おめでとう、皆さん良く頑張りました。

両校共にバランスを取りながら、古いカリキュラムにも新しいカリキュラムにも、全力で取り組めているのが嬉しいですね。

それでは来月またお目にかかりましょう。