理事長室から(11月)

更新日:2022年11月29日

2022年11月

理事長室から

皆様お元気ですか?丸亀校・高松校、どちらの大手前も、11月はとても慌ただしい月でした。

中でも私が校長を兼ねる丸亀校では中学入試説明会。第31回四国地区私学教育研修会(四私研)。数学検定。中3と高2の修学旅行。中学入試(前期)と大切な行事が立て続けにありました。

11月10日・11日にあった四私研は四国の全私学から、経営者と教員が集まって今後につながる講演を聞き、いろいろな教科の研究授業を見学し、その後、授業だけでなく進路指導など、それぞれの会に分かれて話し合います。今年は本校が会場校で、全体会のご講演は元岐阜大学副学長で、現在岐阜大学医学部教授の小倉先生の「時間と闘うための組織づくり」、経営部門のご講演は、高松丸亀町商店街振興組合理事長古川さんの「新しい時代の町の経営」でした。小倉先生のお話は多くの人に感銘を与え、古川さんのご講演も経営のヒントになる内容の深いものでした。お二人は大手前高松校の卒業生です。

研究授業は大手前丸亀校の中3と高1の英・数・国・理・社で、こちらもご好評をいただきました。大手前丸亀校の先生達にとっても腕を磨く良い機会になったのではないでしょうか。

四私研が公立の研修会と違うところは、学校の経営者と経営を担う校長先生方の参加する学校経営・管理部会があることです。私はいつもここで、とても有益な情報やアドバイスを頂いています。

コロナのため2年延長の四私研でしたが、参加した先生方がとても熱心で、みんなこの研修を待っていたのだと実感しました。会場校として苦労したのは密になるので研究授業の行われている教室に見学の先生方を入れることができず、別室からリモートで見ることになったことです。授業担当者の声は何とか明瞭にできましたが、授業を受ける生徒達の様子が見え辛かったのが残念です。それでも研究授業が実施できたのはリモートのお陰です。教室に入れなくても生徒の様子が良く見える方法を探ることをこれからの課題としましょう。お力添えくださった私中高連事務局と香川県の先生方有難うございました。

さて、大手前丸亀では、中学生が企業やマルタスと組んで行った丸亀を舞台にしたボードゲームが完成し、21日そのお披露目がありました。日経新聞や四国新聞、NHKのニュースで取り上げられました。

一方、大手前高松でも中学生達のSDGsの活動の発表会があり、四国新聞に取り上げられました。また11月2日の朝礼では高3の中下優さんが、実用数学技能検定で準1級に合格したと発表されました。中下さんは大手前高松校で数少ない、英検と数検の両方で準1級の資格を持つことになりました。おめでとうございます。良かったですね。これからも頑張ってください。

今日はとても暖かい。はんなりしたオレンジ色がとても美しかった丸亀校の玄関の楷の木は、もう葉が半分しか残っていません。その、残りの葉っぱと丸亀城を眺めながら、今私はお茶を飲んでいます。借景の丸亀城は紅葉も美しいのです。久しぶりにゆったりした時間です。

紅葉と言えば、大手前高松校では玄関前の楓が今を盛りと鮮やかな赤に染まっています。バックの峯山と紫雲山の紅葉も、見応えがあります。丸亀校とは全く違いますが、こちらはこちらで美しい。

両校の環境を見ていると、忙しく働いている姿しか記憶に残っていない両親に、もしかすると絵心があったのではないかと思います。

さて、3学期は勉強の学期です。力いっぱい勉強して今年度を自分に満足できる形で締めくくりましょう。