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「アンバランスパワー」について
いじめの被害者は、助けを求めることがなかなかできません。
それは本人の責任ではありません。
過去にいじめ被害を誰かに告げても、「やりかえしなさい」「つよくなりなさい」「いじめられる側にも問題がある」「誰もが経験することだよ」と言われて、大人に助けてもらえなかった経験がある。
友達から孤立していて、助けを求められる状況にない。
助けをもとめることはカッコ悪いことだと思っている。
無視されるくらいなら、いじめられたほうがまし。
いじめで傷ついていて、助けを求める気力すら無くなっている。
さまざまな要因によって、助けを求めたくても、求められない状況にあります。
この助けを求めることができない状況である「アンバランスパワー」を解消することができるのは、いじめを側で見ている傍観者と言われる生徒たちです。
傍観者が、なぜ傍観者になっているのかというと、「どうしていいかわからない」ということが主な原因です。そのためどうしたらいいかということを教えることが大切です。
側で見ていた生徒には、まず被害者に「大丈夫?」と声をかけて被害者を孤立させないことが大切だと教えます。次にいじめが起こっていることを大人に伝えるよう教えます。この二つができるようになるとアンバランスパワーが解消され、いじめが起こりにくくなります。
いじめは、被害者はもちろんのこと、加害者も、またいじめをただ目撃しただけの人にも長期的に深刻な負の影響を与えます。いじめが起こらない教室というのは安心安全で、すべての生徒にとって居心地のよい空間となります。
そのような空間をつくる責任は当然に大人にありますが、生徒たちにも協力を求め、みんなで安心安全な教室を目指すことが、学校生活の充実につながっていきます。