授業紹介(高校2年「世界史B」)

更新日:2022年09月22日

 今回は、増山先生による高校2年生・文系の「世界史B」の授業紹介です。

 本日のテーマは、「古代オリエントのアッシリア王国に比べ、なぜアケメネス朝ペルシアは長期間繁栄できたのか」。まずは、この地域の国家の統一、分裂の流れを簡単な地図に描き出します。

次に、アッシリア王国とアケメネス朝ペルシアを国内統治、経済政策、交通網、服属民支配などの観点から比較します。作成した地図も利用して様々な考察を行います。

そしていよいよ論述です。生徒はロイロノートを使って、自分の意見をまとめます。ただ内容を詰め込むだけでなく、様々な情報を取捨選択して、問いに即した解答を作成しなければいけません。

提出された解答例をもとに、どういうところに気をつけて解答すればよいか確認していきます。


《 増山先生より 》
 今回は、古代の2つの帝国を比較し、共通点と相違点を表にして整理し、最後に論述問題に挑戦してもらいました。文章にまとめることを通して、より深く理解してもらうためです。
 また、共通テストではグラフ・史料・地図と絡めた問題が出題されるため、史料を多く提示し、そこから読み取れることをまとめさせたり、今回の授業のように地図を書かせたりしています。さらに、志望大学の2次試験対策において論述指導が必要な生徒には、個別に指導も行います。
 これらを通して、 共通テスト、さらに2次試験に対応できる力も身につけてもらおうと考えています。