海ごみ問題を考える勉強会《広報委員会》

更新日:2022年07月23日

(このページは広報委員の生徒が作成しました。)

 7月22日(金)、香川県環境管理課のかがわ里海大学「オーダー講座」が大手前丸亀高校の広報委員有志を対象に開催されました。NPO法人アーキペラゴ環境担当の谷光承様と株式会社ブルーブルー代表取締役の廣瀬早起様を講師としてお招きし、中津万象園、及び金倉川河口で海ごみの調査ごみ拾いとそれに関する講演を受けました。


 最初に、谷様から調査ごみ拾いの目的と注意点をご説明していただきました。調査ごみ拾いとは、海岸のごみを拾うのと同時に、どんなごみがどのくらいの量海岸に漂着しているのかを知ることで生活の中からごみが出ているという実態を知り、ごみを減らすことを目的とした活動のことです。今回は、世界共通の手法(ICC)に基づき、海のごみの内容を調査しました。

▽ごみ拾いの様子

▽調査の様子

 実際にごみ拾いを開始すると、自分たちが気づいていなかったごみが多くあり驚きました。

▽マイクロプラスチック

 これは、人工芝破片と肥料カプセルです。このように5ミリメートル以下の小さなプラスチックをマイクロプラスチックと呼び、海洋生物への悪影響が懸念されています。プラスチックを食べた魚を他の動物、また人間が食べることで身体に問題が起こるのではないか、と言われています。


 調査ごみ拾いのあと、谷様と廣瀬様よりご講演をいただきました。

▽海ごみに関するご講演

 最後に、香川県環境管理課岡田様が、海ゴミに関する冊子を2種類ずつ配付してくださいました。この講座受講の橋渡しをしてくださり、ありがとうございました。

 海ごみの大部分を占めるプラスチックはどのようにすれば削減できるのでしょうか。谷様はリサイクル、リユース、リデュースの3Rのうちリデュースが大切だとおっしゃっていました。マイボトルの持ち歩きやいらない包装は断るなど、自分たちにできることから人と自然がともに生きることのできる社会を目指していきましょう!

 最後になりましたが、会場を貸してくださった中津万象園の方々にも感謝申し上げます。

 沢山の人と繋がり、支え合いながら、学びを続けていきたいと思います。

(文・写真:高1広報委員)