理事長室から(6月)

更新日:2022年07月01日

2022年7月1日

 皆さんこんにちは。毎日暑い日が続きます。

 大手前では距離を空けるなど注意をした上で、体育の授業や部活はマスク無しでするようお願いしています。コロナか熱中症か、究極の選択ですが、戸外の活動はこの年齢の生徒たちの心身の発育に必要不可欠です。

 さて今回もまた月を超えてしまいました。6月の生徒たちの活動をお知らせします。

 大手前丸亀では、中学3年生が総合の授業で大活躍をしています。NTTドコモ、JA香川、レディー薬局などの企業の皆さんから指導を受け、大手前高松中学とコラボしたSDGSの活動や、丸亀市が、市の活性化を目的に始めた丸亀市を題材にしたボードゲーム作りに協力しています。

 下は、四国新聞で取り上げられた記事です。SDGSの取り組み。企業の人たちに大変お世話になりました。

 下は、右が四国新聞、左が産経新聞で丸亀市のボードゲーム作成の活動を取り上げた記事です。

「社会と繋がる。企業とコラボして活動する」は主に高校で行う活動です。でも、中3生はしっかり丸亀市の役に立っているそうです。嬉しいですね。

 一方、大手前高松では、6月は表彰のラッシュでした。(どちらの大手前でも県大会で3位以内の人を朝礼で表彰しています) 振り返ってみてみましょう。

 1)第53回香川県中学生柔道大会の、男子個人90㎏級で、中学2年原大進君が2位に入賞しました。

 2)第46回全国高校囲碁選手権大会の香川県大会において、

高1:伊賀健蔵君、高2:川東稜太朗君、高2:小島颯太君のチームが団 体戦男子の部で優勝しました。また、 高2:谷本紗津季さん、真鍋結香さん、河原桜子さん達のチームが団体戦女子の部で優勝しました。

アベック優勝とは凄いです。おめでとう。全国大会も頑張ってください。

 3)第59回香川県高校放送コンテストで、

   高2:近藤優衣さんが朗読部門で3位になりました。おめでとう。

  今大手前高松はとっても元気です。元気がなによりです。

 

 さて、今日私は校長を兼ねている大手前丸亀で山名先生(理科)の研究授業を見せてもらいました。学年は中1で「パルミチン酸を加熱した時の温度変化」の実験です。簡単そう、と思ったのですが・・・。

 先ず装置を組み立てる。次に水と沸騰石を入れたビーカーを加熱して、試験管に入れたパルミチン酸を溶かして1分ごとに温度を測り融点を見つけます。
 先生は、「火のつけ方はチャッカマンが先か、ガスバーナーを開くのが先か?どっち?」などと聞きながら班を覗いて歩いています。そうか、中1にはガスバーナーに火をつけたことがない生徒がいるのだな、と私はそこでやっと気が付いて、ちょっと緊張しましたね。
無事実験が終わると、ビーカーや試験管は熱いので、流しにおいて冷めるのを待ちます。終わった後まで気が抜けません。簡単どころか気を付けなければならない点が沢山あって、ぼんやりしていると事故につながります。

 文科省は「(中・高の)理科は実験を沢山しなければいけません」と言うけれど、訓練を積んだ理科の教員と真面目な生徒達でも集中していないと危険です。そう簡単ではないと思ったことでした。

 それではみなさん、7月の終わりにまたお会いしましょう。