学校案内
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今回は、武田先生による高校2年3組の古典の授業です。本時の教材は『大鏡』より「花山天皇の出家」です。
なんとか花山天皇を出家させたい粟田殿と、出家を決意しつつも未練を残している花山天皇のやり取りを追っていきます。
この作品は天皇が中心人物であるため、尊敬の表現がとても多くて難解です。まずは、一語一語に注意しながら現代語訳していきます。生徒たちは、次々とどのような文法表現が使われているのかを答えていきます。
粟田殿はどのような気持ちでこの言葉を言ったのか。粟田殿の焦りが分かり、臨場感が伝わります。
そして最後に粟田殿は花山天皇を裏切ることになります。
とてもおもしろい物語ですが、背景が分からないとそのおもしろさに触れることができません。武田先生の授業では、常にその背景を確認しながら、生徒自身で答えにたどり着くことを目指していました。
古典は文法や古文単語など、覚えなければいけないものもたくさんありますが、その先にはとても深い世界が広がっています。物語のみならず、人生観や哲学を学び取ることもできます。生徒の皆さんも、この古典の楽しさを目指して、日々の学習を重ねていきましょう。