広報委員会「季節の変わり目」

更新日:2022年02月04日

(このページは広報委員の生徒が作成しました。)

 今日、2月4日は『立春』です。

 暦の上では春ですが、底冷えがしてとても寒いですね。

 

 昨日、2月3日は『節分の日』でした。

 広報委員が『節分』について調べたことを紹介したいと思います。

(写真:1/25(火)ごちそうの日より)

 「鬼は外 福は内」と言って豆を投げるのが印象的な「節分」という行事は、室町時代が最古の記録とされ、豆撒きは邪気を払うために始まりました。

○節分とは?○

 季節の移り変わりを的確に掴み、その時期に生じる邪気を払うために、設けられた日本独自の暦日です。季節の変わり目には体調を崩すことが多いことから邪気が生じると考えられており、それを人々は恐れました。中国から伝わった追儺(ついな)や鬼遣(おにやらい)を季節の変わり目に行うことで、鬼や邪気を払う行事が確立されました。豆を撒いたり、恵方巻きを食べたり、柊鰯を飾ったり、豆を年の数だけ食べたりするのが有名ですね。

○他の国に似たような行事はあるのか?○

 年の数だけ何かを食べる、鬼を払う、というようなものはあるそうですが、「豆を投げる」という風習は流石にないそうです。勿論節分は季節の分かれ目の前日を示す暦日なので、月日は異なります。

○どうして「豆」なのか?○

(写真:1/25(火)ごちそうの日より)

 穀物には「穀物には邪を払う生命力と魔除けの呪力が込められている」という信仰から、一年の無病息災を祈る、という意味合いを持っているらしいです。他にも 魔の目を潰す→魔目→まめ や、魔を滅する→魔滅→まめ など、語呂合わせからという理由もあるそうです。


○恵方巻○

 今年は北北西です。この方角は「恵方」と呼ばれ、歳徳神(とくとくじん)という陰陽道で福徳を司る神様のことです。恵方は基本東北東、西南西、南南東、北北東の4つしかなく、十干(じっかん)と呼ばれる暦を表すために用いられる十二支のようなものを組み合わせて方角が決められているそうです。

 具材は七福神に因んで、七種類使うことが多いらしく、商売繁盛、無病息災、福を巻き込むという解釈と、鬼が置いていった金棒に見立てて鬼を退治する、という意味もあるようです。特に決まってはいないものの一般的に使われる具材は、かんぴょう、きゅうり、伊達巻、うなぎ、桜でんぶ、椎茸煮の他、最近は海鮮を巻くものも増えてきました。

 皆さんはどんな恵方巻きを食べましたか?

(写真:1/25(火)ごちそうの日より)


 恵方巻きを食べる時は3つの決まりがあります。

①恵方巻きは切らずにかぶりつく。

②喋らず黙って食べる。

③恵方の方角に向いて食べる。

この3つを守ることでより福を呼び込むことができるそうです。



 現代の日本はデジタル化が進み、日本独自の文化が廃れていく中で残せるものは守っていきたいですね。

(文:中3広報委員)