広報委員会「冬の大手前❆~椿にスズメ」

更新日:2022年01月15日

(このページは広報委員の生徒が作成しました。)


 本校の生徒通用門を入ると、自然豊かな庭があります。

 植物は季節によって色が移ろい、様々な表情を見ることができます。

 今の時期は少ないですが暖かい時期には多くの虫や鳥も見られました。

▽茶花の女王椿 

 1月から4月にかけて咲く椿。

 「木に春」と書く椿ですが古典の世界では1月から3月のことを春と指していたため、

 今では冬の後半から春の前半にかけて咲きます。

 

 また花の少ない冬に茶席で重宝されたため「茶花の女王」とも呼ばれているそうです。

▽岩の上で休む雀

 頬の黒斑が特徴的な雀。

 そっくりな種類で、黒斑のないニュウナイスズメもいますが、

 越冬のためか近くでは見られませんでした。

 また今回紹介した「椿に雀」、江戸時代の代表的な浮世絵師である歌川広重が描いたことでよく知られています。

 実物は広島県廿日市市の海の見える杜美術館にあるそうなので訪れた際はぜひご覧ください。

 

(文・写真:中3広報委員)