2021年12月 理事長室から

更新日:2021年12月23日

 とうとう12月も残り少なくなりました。1年の終わりです。しかし学校はここからが本番です。本校でも中学入試や講習会、大学入試の終わる3月まで1番大事な時期が始まります。

 でも期末試験の後にはちょっとほっこりする行事がありました。

 12月17日、18日にはHCF(卒業生と作る文化祭)が行われました。もともと9月の行事ですがコロナで12月に延期になり、県の指導で教員と生徒だけで行うことになっていました。けれど幸いにもコロナが収まってきたので「中学校学習発表会」に急遽保護者も招待することになりました。いつもよりぐっと短い練習期間でしたので心配していましたが、みんな頑張って何とか発表に間に合わせてくれました。

 高校生の如月部門は計画の段階から生徒達だけで作り上げます。ダンスや演劇やコーラスだけでなく展示や催し物も完成度が高く、流石は高校生だと感心しました。映像作品にはユーモアがあってとても面白かった。大満足です。

 今回のHCFの特徴はICTがフルに活用されていたことです。中1の英語劇の浦島伝説では竜宮城の背景にお魚がすいすい泳いでいたり、中2の国語劇の室内は映像をスクリーンに映し、5秒で場面転換できたりと、上手にICTを使っていましたね。土曜日の山内勇人さんの講演も九州からリモートでつないで行われました。教え子なので懐かしかったですね。山内さんはお医者さんで、今は大分県佐伯市で市を丸ごと巻き込んだ地域医療に貢献しています。素晴らしい活動でみんな感動しました。こんな広い心と実行力を持った卒業生がいることをとても誇りに思います。

 さて今日22日は大手前丸亀の中3と大手前高松の中1が「マルタス」と「e-とぴあ・かがわ」を映像でつないで相互に総合学習の研究発表を行いました。テーマはSDGsの一環で食品ロスについての研究です。若い教員達が、総合学習にICTを使い実践の形にまとめた研究で、大成功に終わりました。

 私としては昔のマンガの世界が日常になった思いです。ご指導ご協力いただいたNTTドコモ・JA香川・レディー薬局・POPKIT、香川県・丸亀市・マルタスのみなさん、ありがとうございました。

今年をひとまずこれで締めくくります。

 それではみなさん、良いお年をお迎えください。