広報委員会「先生インタビュー🎤 副校長先生」

更新日:2021年12月15日

(このページは広報委員の生徒が作成しました。)


 広報委員は不定期ですが、先生方にインタビューし、先生方の知られざる一面をお伝えしていこうと考えています。(第一回目校長先生はこちらです。)

 
 第二回目は、佐々木副校長先生です。


小講堂の横にある研究室でインタビューを行いました。


では、そのインタビュー内容を紹介します。

Q1.この学校で働いて何年になりますか。

A1.34年になります。大学の先生の紹介でここに来て気付いたら34年も経っていました。


Q2.大手前で一番好きな場所、風景はどこですか。

A2.この研究室ですね。この学校の時間割を作る「時間割係」という係があって、20年ぐらい、その時間割係をしていました。4月の初めから半ばにかけて2週間、ここ研究室に籠って、時間割係の先生達と時間割を作っていました。時間割係の先生は私以外にも、10人ぐらいいて、みんなで時間割を考えました。生徒のみんなが7時間授業を、できるだけ受けやすいように、時間割のバランスを文系教科ばかリや理系教科ばかりに片寄らないように調整していました。授業以外は一日中、同じメンバーで同じ部屋にいて時間割を見つめていました。しんどい2週間ですが、とても良い思い出であり、一番ここが好きです。


Q3.   先生の出身地、またその出身地の思い出を教えてください。

A3.東京です。思い出といえば、あそこは人が多いから、通学時の満員電車は地獄でした。私が学生だった頃は、クーラーなんて電車に付いてなかったから、夏は人がぎゅーぎゅーの上、暑くてサウナ状態でした。


Q4.学生時代の趣味、そして現在の趣味はなんですか。

A4.学生時代、暇を見つけては、行ったことのないところに行くのが好きでした。 それが大人になっても変わらなくて、ドライブや登山が趣味になりました。


Q5.好きな本は何ですか。

A5.森鴎外の『舞姫』という本が一番のお気に入りです。擬古文と言って、古文になぞらえた現代文ですが、凄く読み応えのある本です。良かったら読んでみて下さい。   


Q6.学生時代(中学生・高校生の時)の勉強法があれば教えてください。

A6.予習の場合は、自分がその問題に納得いくまでやってみるという精神の元で解いていました。復習する時は、ひたすら書きました。 ボールペンだと流れるように書けるから、よく使っていました。
  自分が覚えるために一生懸命に書いたノートを試験前に見て、自分の自信に繋げていました。


▽副校長先生の高校時代の復習用ノート


Q7.先生になったきっかけを教えてください。

A7.高校時代、1年間、数学を教えてくれた先生です。その人の、自由だけど芯のあるところに惹かれて、「先生っていいものかもしれない。」と思ったことが一番のきっかけです。
 それまで、私の中で「先生」っていう職業はなりたくない職業に入っていました。昔は、校内暴力が絶えなくて、先生方が凄く苦労していたのを見ていたからです。
 でもその数学の先生は自由だった。「熱血」という感じでもなく、放課後にテニスをして遊んでいることが多い先生だったけど、数学のことになると全力で生徒に向き合っていた。
 そういう先生の姿を見て、「先生」に対して持っている印象が変わりました。


Q8.大手前をどんな学校にしていきたいですか。

A8.安心して勉強、行事に打ち込める学校が良いですよね。
  学生時代の経験があるから、これは絶対に守りたい。
   この学校は、生徒と先生の関係がとてもいい学校だから、ずっと守っていきたいですね。


Q9.生徒に向けて最後に一言お願いします。

A9.私から言えることがあるとしたら、「少しの我慢」です。
試験期間中とかに「ちょっと休みたいな」とか「これぐらいで良いかな」っていう怠惰な気持ちになってしまうけど、少しだけ、グッと堪えて一問問題を解く、それを繰り返すことで、自分の目指す結果に繋がる。
 「ちょっとの我慢を繰り返すことであなたは強くなれる。」ということです。



〜今回のインタビューを通して〜

 初めて話をする先生だったので、初めはとても緊張していましたが、私たちの質問に丁寧に答えてくださることはもちろん、私たちにも質問を投げかけてくれ、とても話しやすかったです。1時間弱の時間があっという間に過ぎました。

 副校長先生の勉強法や、先生になったきっかけ、趣味などたくさんの話を聞くことができました。

 今回の質問には載せていませんが、最近嬉しかったことの答えが、「授業を担当しているクラスの人がよく勉強していること。」だったことから、生徒のことをよく見ている先生だということが分かりました。

 私も先生が大事にしている「少しの我慢」を大切にして、強くなっていきたいです。


(文・写真:中3広報委員)