理事長室から 10月

更新日:2021年10月29日

理事長室から

2021年10月

 急に寒くなりました。皆さんお元気ですか?

 大手前丸亀では23日に高3保護者会が行われました。この時期、殆どの生徒は進学先を決定します。生徒にも教員にも保護者にも、気合の入った保護者会になりました。

 25日月曜日には高2の生徒たちが3日間の修学旅行に出発しました。と言ってもコロナのため毎日家に帰ってくる形式の旅行です。初日は生憎の雨でしたが生徒達は元気いっぱいに活動し、引率した副校長先生が「若いなあ」と感動していました。流石に疲れて帰りはみんな爆睡だったそうです。2日目、3日目は晴れて温かく、SDGsの勉強も組み込んで楽しく良い思い出になりました。 

 大手前丸亀は医療従事者などのご家庭が多いので、用心の上にも用心しながら行事を進めています。体育祭、学力対抗試合、セミナーなど10月は行事が盛り沢山です。今はどの行事も縮小して行っていますが、早く以前のように密になってわいわい大きな声を出しながら行事を行う日が来て欲しいですね。

 一方大手前高松では8日、山口周さんのリモートによる講演会が開かれました。中1から高3まで、全校生徒が一つのテーマの本を読み、その後全校で講演を聞く大手前高松独自のプログラムで、今年は山口周さんの「世界のエリートはなぜ『美意識』を鍛えるのか」という本が選ばれたのです。

 内容は、これまで伝統的なビジネススクールでMBAを取得していたグローバル企業の幹部が、今は英国のロイヤルカレッジオブアートで幹部トレーニングを受けているという現象を紹介し、美術の視点を入れるようになった現在の経営の考え方を紹介する、少し難しい話なのですが、生徒達はちゃんと理解できたようで、鋭い質問をし、山口さんは一つ一つ丁寧に答えてくれました。

 16日には大手前高松の中学生と保護者のため、ケーズデンキ元社長の大坂さんが「ドリームシッププログラム」という将来の夢を考えさせる出前授業をしてくれました。こちらも大好評でした。

 思いがけない出来事もありました。13日の朝大手前高松に行くと、池の側にパトカーが2台、警官が6人ほど立っています。「何かありましたか?」と尋ねると「池の中に猪がいたという目撃情報があったので危ないので見ています」と言います。警官は生徒をガードしてくれていたのでした。実は学校の前の池は工事のため水が抜かれ、木や草が茂ってジャングルのようになっているのです。猪に突っかかられると危ないので高松市に草を刈るようお願いしました。

 それではみなさんお元気で。来月までさようなら。