理事長室から 5月

更新日:2021年05月31日

 皆さんこんにちは。

 5月を振り返りますと、ここにきて、コロナ感染者が爆発的に増え、県からも厳しい対応が求められるようになりました。そのため学校はいろいろな行事の変更を余儀なくされましたが、その一つに保護者懇談会があります。

 大手前丸亀では現在私が校長を兼務しています。みんなで考えて、保護者懇談会はオンラインで行うことになりました。

 昨年休校の時は途中からオンラインでほぼ正規の授業が出来ました。中2より上の生徒にはその時のスキルがあります。

今回そのノウハウを使って、生徒達に家で、オンラインの設定をしてもらい、それを保護者に使ってもらうことになりました。中1は初めてなので別メニューで指導します。今はこうやって、一つ一つその時最良と思った行動をとるしかありません。コロナが収まるまで、生徒も保護者も学校もしばらく我慢の毎日です。

 さて話は違いますが、私の春の叙勲(瑞宝小綬章)に、沢山のお電話や祝電、メールやお花をいただきまして有難うございました。

 瑞宝章というのは長年教育に貢献してきた校長などに下さる勲章です。本校では過去に両親と鴨田校長先生がいただいています。

 因みに父は勲5等瑞宝章で、母は勲4等瑞宝章でした。父は叙勲を受けた時、「これで陛下の馬と同じ位になった」と笑っていました。天皇陛下のお側に仕える人も動物も、位がなくてはならないそうで、馬も勲5等の位があるそうです。勲5等は5位相当で、平安時代なら清涼殿の殿上の間に昇殿が許される地位で、低いわけではありません。馬はとても大事にされていたのですね。

父は宮中で昭和天皇とご一緒にお食事をいただいています。とても素食で驚いたと聞きました。母は勲4等なので父より位が上でした。天皇陛下に拝謁は許されましたが、お食事会はありませんでした。

 何だか昔ほど勲章に値打ちがあったように思えます。

今回、式典はありましたが、コロナのため私は東京には行けませんでした。また、例年叙勲を受けた人たちは宮中に参内し、天皇陛下からお言葉をいただくのですが、今年はそれも中止になりました。

 それでも、なんだかんだと言われながらも、ワクチンを打つ体制が整いつつあるようです。早くコロナが収束して、にぎやかに集まれる日が戻ってほしいですね。

 それでは皆さん、さようなら。また来月お目にかかりましょう。